今、ちょっと時間ある?

2020年9月17日(木)

あのさ、今、時間ある?
ちょっと話があるの、聴いてくれる?

もしも、もしも、お金のことをまったく考えずに、やりたいことをやってみたら?
と言われたら、わたしは何をやりたいかなってふと思ったの。
ポイントはお金のこと、まったく考えない、ってこと。
そう思ったら、急にワクワクしてきちゃって(笑)

でね、真っ先に思ったのが、
一度、音の葉houseを飛び出して、武蔵ホールっていう音楽ホールでやってみようかと。
できれば20名くらいまでのお客様にもいらしていただいて。
100名くらい入れるホールに20名限定だから、かなり余裕のある席よ。

そのホールね、すごく素敵なの。
入ると途端になんだか不思議な居心地の良さに気づくの。
宇宙のどこか、たくさんの星々に囲まれた空間に身を置いているような気がするホールなの。
天井の高い空間は、まだ音を鳴らしてないのに、どこからか音が降ってくるような、
そんな素敵なホールなのよ。

どうしてもわたしが聴きたい、って思う演奏家の方々には、
すでにお声かけしてあるの。
わたしが自信持ってオススメしたい演奏家の皆さんだよ。

こう話しながら、わたしの中ではもうその方々の音が鳴り始めちゃう!
ほんとにヤバいから、一緒に聴かない?
音のバイブレーションが全身を包むよ!!


ぜひいらしてね、と声をかけたいのだけれど、
でもその武蔵ホールは、埼玉県入間市。
西武池袋線で所沢よりもう少し下った駅にあるの。
駅を降りたら目の前ではあるんだけど・・・

やっぱり遠い?
案外近い??
もし、良かったらいらっしゃらない?

でも遠いから無理だわ、という方もおられるよね。
海外にお住まいかもしれないもんね。

だったら、もしも、もしも、ネット配信したら聴いてくださる?

宇宙空間で聴いているような気がするくらい素晴らしい音で配信したいの。
それが叶うようにがんばる。
生演奏の代わりに配信、ではなくて、
配信という別ジャンルのものとして、お届けしたいのよ。
生は生、配信は配信、それはそれで、

それぞれの良さってあるんだって、この間の武蔵ホールからの配信を見て
強烈に思ったから。あの日は衝撃だった。

そしてね、配信で聴いてくださる方には、音の葉で最近いつもお渡ししている、紙の作品としてのプログラム、事前に送ります。
進藤一茂さんの作品を郵便で。

ね、ちょっと想像してみて。
ある日、おうちのポストを開けると封書が届くのよ。
配信までの間、プログラムの手触りとか、デザインとか、当日のコンサートのことなんかを楽しんでいただきたいから、少しだけ早めに送るね。
いっぱい想像してその日を待っててね。
もしそこで何か話したいことがあったりしたら、遠慮なくお手紙でもメールでも送ってください。
もちろんコンサートが終わってからも。
お返事書きたいの。

4月からしばらく何もできなくなって、毎日、悶々と考えてた。
音の葉はやっぱりさ、小さな場所で、
お互いの顔がわかる距離で
お互いのエネルギーを感じながら音と触れ合うところだって思うの、今も。
昔、ピアノのレッスンのときに、先生がわたしひとりだけのために
目の前で弾いてくださったように。
だから、配信というものを使っても、やっぱりどこかで触れ合っていたい。

だからね、もし良かったら
どこで、誰と、どんなふうにして聴いてくださる予定なのか、
(聴いてくださったのか)
そのときの様子を
ちょこっと教えてくださらないかな。

パジャマで、ハーブティ片手に、とか、
ネコちゃんを抱っこしながら、とか、
ご飯作りながら、とか
お子さんを膝に乗せながら、とか
仕事の帰り、電車の中で、とか。

みんなどこかで繋がってるよね。
それが音とともにあったらいいな、って思うの。

これを本当にやろうとしたら、いったいどのくらいのお金がかかるのか?
どれくらいの労力がかかるのか?
どのくらい、スタッフが必要なのか?
実際、現実は甘くない。

でもさ、まずは想像してワクワクすること。
そして、それを言葉にしちゃうこと。
それを聴いて欲しかったの。

ひとり言、最後まで聴いてくれてありがとう。

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