2018年9月21日(金) 開催

音の葉houseでの毎月1回のコンサート

at 音の葉house

時間

9月21日(金)
10:00~11:30 小さなお子さまとご一緒にどうぞ
13:00~14:30 大人の時間(大人同等に聴けるお子さまもどうぞ)

コンサート前の公開練習
9/11(火) 10:00~11:30 大人のみ
(静かに聴けるお子さまもどうぞ)

料金

おひとり ¥2000
(たっぷりのお茶と小さなお菓子つき)

お子さまは無料です

公開練習は おひとり ¥1000
(お茶とお菓子つき)

出演

クラリネット 佐々木純子

ピアノ 吉國美紀

音の葉houseでの毎月1回のコンサート
音の葉houseでの毎月1回のコンサート

ひとこと・みどころ

いったいなんでしょう。
始まる前から わくわくが伝わってくるというのは。

クラリネット 佐々木純子と ピアノ 吉國美紀というふたりは、ふたりで演奏することによって                                  このわくわくが2倍にも3倍にもなるんだと思う。

このふたりが 準備段階で「どういうコンサートにする?」と話し始めたあたりから、                                                  ニヤニヤしている顔を 想像してしまうのです。

何かやろうとしてるな、というのは プログラムが送られてきた瞬間に感じます。
まだ音になっていない、ただの文字面なのに、
その何かを雄弁に語っているのです。

今までの演奏からして、佐々木純子という人はこちらが  想像している演奏を初っ端から裏切り、                           吉國美紀とともに あっという間にどこかに連れ去ってしまう、 もうこれは犯罪か? とさえ思う展開の連続。笑

しかしそのうち 「連れ去って〜」と自ら 委ねてしまっている自分にはっと気づく。
終わった時には「あぁ、またしてもやられた」と ふたりの引き出しの多さに感服するのです。

今回はどこに連れ去られるのか?
みなさま、未知の世界へご一緒しましょう。

それでは 今回のコンサートについて おふたりから
皆様へメッセージです。

プログラム
歌曲集「冬の旅」より菩提樹      シューベルト
ワルツ  武満徹
アンダンテとアレグロ   ショーソン    他

クラリネット 佐々木純子より 
↓↓↓
今回のプログラムは歌をテーマに選びました。
クラリネットを演奏する時、言葉は必要ないけれど、言葉を理解して演奏したらメロディーやリズムがどんな空気になるのか考えてみたかったからです。
その中でも、ショーソンは歌曲を沢山書いていましたし、その作曲家がクラリネットのオリジナル作品をどのように作ってくれたのだろうと思ったら挑戦してみたくなりました。
クラリネットを始めて間もない頃この曲を聞いていましたし、初心にかえれるような気がしてワクワクしています。
                                      
ピアノ 吉國美紀
いつも思っているのが、どんなに楽器で素晴らしい演奏をしても、歌には敵わないということです。

ですので、今回のプログラムは私たちにとってかなりの挑戦ですが、佐々木さんが書いていたように、歌詞を理解して演奏することで見えてくるものがあると思います。

菩提樹は、歌曲といえばシューベルト!と思い、大学生のときに何度も聴いた《冬の旅》から「菩提樹」を。
これにはまっていたと考えると、暗い大学生だったなと思います。。歌と伴奏という関係を超えて、歌曲を芸術として発展させたシューベルトの音楽の美しさを味わっていただきたいです。

武満徹は、ギター音楽にはまってよく聴いていたとき、武満徹が編曲したビートルズの曲を聴いて興味が湧き、そこから合唱曲や映画音楽を彼がたくさん書いていたことを知りました。
《ワルツ》は、「他人の顔」という映画音楽から、また《明日は晴レカナ、曇リカナ》は黒澤明監督の為に捧げた曲とも言われています。
《ノヴェンバー・ステップス》のように、コンサートの為に書かれた音楽ではなく、彼が愛した映画の為に書かれた音楽を、私たちの解釈で演奏したいと思っています。

それから曲目には書いていませんが、ピアノを習っていた方にはおなじみの《貴婦人の乗馬》、《アラベスク》を作曲したヨハン・ブルグミュラーの弟、ノルベルト・ブルグミュラーの作曲した《クラリネットとピアノのための二重奏曲》も演奏する予定です。

有名なブルグミュラーの弟ですが、当時の有名な音楽家たちがこぞって認めるほど、素晴らしい才能を持っており、若くして亡くなったことは(26歳)とても悔やまれます。
彼がどんな音楽を残したのか、是非1度聴いていただきたいです。